中小企業IT利活用 困りごと辞典OSAKA AI-Center(OAIC)が運営する民間の取り組み
引き口

何を・誰から買えばいいか分からない

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サポートが終わったWindows 10のパソコンを、どうすればいいか分からないサポートが終わっても、パソコンは動く。だから判断が後回しになる。だが、更新を受け取り続けるための有料の延長は、会社が管理するパソコンと個人のパソコンで対象が違い、しかも待つほど値段が上がる作りになっている。問われているのは機械の新しさではなく、その一台が外とどうつながっているかである。見積もりを並べても、どれを選べばいいのか分からない見積もりが三枚そろっても、決め手がない。その迷いの正体は「比べ方」ではなく「基準」にある。導入事例や口コミを見ても、うちに当てはまるのか分からない事例に並ぶのは成功例だけ。だから他社の事例は"安心材料"にはなっても、"自社で解決するか"の判断材料にはならない。そもそも、誰に相談すればいいのか分からないITやAIのことを誰に相談すればいいか分からないのは、相談先を知らないからではない。この世界では、相談に乗ってくれる相手のほとんどが、同時に何かを売る立場にある。見抜く鍵は、詳しさや親切さではなく、その人が「買わない・やめる」を勧められる立場かどうかにある。無料のものと有料のもの、どこから始めればいいか迷う無料か有料か、という値段で入口を選ぼうとすると、たいてい判断を誤る。本当の差は値段ではなく、使い続けたときに誰が支えるか——乗り換え・データ移行・トラブル対応という、後から乗ってくる見えない負担のほうに出る。見るべきは「今いくらか」ではなく「失敗したとき、どれだけ元に戻せるか」。相見積もりを取ったが、高いのか安いのか分からない何社かに見積もりを取った。だが、金額を横に並べても高いのか安いのかが出てこない。理由は相場を知らないからではない。ITには同じ型番に同じ値段がつくような定価がなく、同じ「システム」でも中身が各社まるで違う。金額の裏で「何をどこまでやるか」がバラバラだから、そもそも高いか安いかを判断できない。見るべきは金額ではなく、その金額で何がついてくるかである。業者さんの説明が、結局よく分からないまま進みそう業者の説明が分からないのは、こちらの知識が足りないからではない。説明が「相手の売れる範囲の言葉」で組まれていて、自社の業務の言葉に翻訳されていないからだ。理解しようと頑張る側から、翻訳させる側に立ち位置を変える。似たようなツールが多すぎて、違いが分からない同じような機能のツールが並んで、どれも似て見える。違いが分からないのは、比べているのが機能表という同じ土俵だからだ。カタログの差は各社が売りを立てたい順に飾った差にすぎず、本当の違いは自社の業務に馴染んで使い続けられるか——定着のほうに現れる。